ルパンが歌って踊る!宝塚のルパン三世は18世紀フランスへタイムスリップ

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モンキー・パンチ「ルパン三世」を宝塚歌劇団雪組が舞台化したミュージカル「ルパン三世 ―王妃の首飾りを追え!―」が、本日2月20日より東京宝塚劇場にて幕を開けた。

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「ルパン三世 ―王妃の首飾りを追え!―」は、革命前夜のフランスへとタイムスリップしたルパン一行が、マリー・アントワネットの首飾りを巡ってドタバタを繰り広げる様をコミカルに描いた冒険活劇。雪組トップスターの早霧せいながルパン三世を、同組トップ娘役の咲妃みゆがマリー・アントワネットを演じる。ルパンたちが18世紀フランスの王宮に溶け込むためにきらびやかな衣装を着用したり、ミュージカルシーンでラインダンスを披露したりと、宝塚らしい演出も見ものだ。もちろん、おなじみの「ルパン三世のテーマ」も使用されている。

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初日終演後に行われた囲み取材には、ルパン三世役の早霧せいな、マリー・アントワネット役の咲妃みゆ、そして原作者のモンキー・パンチ、アニメや映画の音楽を手がけた作曲家の大野雄二、脚本・演出を担当した小柳奈穂子が出席。モンキー・パンチと大野は口を揃えて「驚いています」と観劇した感想を口にする。モンキー・パンチは「僕が描いたマンガとは全く違う世界を見せてもらった。こういう描き方があるんだと、ヒントとして活かせる部分があったし、宝塚さんに負けないようなマンガを描いてみたい」とコメント。また「『ルパン三世』と宝塚歌劇の美意識が、意外とうまく一致した」と感じたことも語った。

一方、宝塚歌劇を見たことがなかったという大野は「(宝塚歌劇について)自分の中でのイメージしかなかったが、最近はこういうこともできるんだと、びっくりした」と話し、「『ルパン三世』は本来フランス的なところがあるので、そこが宝塚の世界観と合い、より面白くなった」と付け加えた。

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そして早霧はルパンの役作りについて「TVシリーズの、特に前半を観ました。山田康雄さんの声が私にとっても印象深かったので、あの声をどうにか、でもモノマネをするわけではなく自分色に染めて、宝塚の舞台でできないかなとういうことは意識して作りました」と、裏話を披露。さらに「映画になってもアニメになっても、どういう形になってもルパンはルパン。私はルパンになれているのだろうかという緊張感を抱きながら、でも大劇場で(1月から)1カ月やってきましたので、そのお客様に楽しんでいただけたという自信を胸に、(でも)謙虚な気持ちでやりました(笑)」と締めくくった。

「ルパン三世 ―王妃の首飾りを追え!―」は3月22日まで上演。パリ、 ローマ、ウィーン、マドリードなどの都市を舞台にしたショー「ファンシー・ガイ!」と2本立てだ。宝塚歌劇は敷居が高いと思っていた人も、これを機にご贔屓を見つけてみては。

宝塚歌劇 雪組公演「ルパン三世 ―王妃の首飾りを追え!―」「ファンシー・ガイ!」

期間:2015年2月20日(金)~3月22日(日)
会場:東京宝塚劇場

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