フォゲミ、ベスト盤携え昼のSHELTERでキラーチューン連投

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FOUR GET ME A NOTSが昨日3月29日に東京・下北沢SHELTERにてワンマンライブ「“BLINKS 5” -Follow your tracks-」を開催した。

FOUR GET ME A NOTS「“BLINKS 5” -Follow your tracks-」の様子。(Photo by SARU[SARUYA AYUMI])

FOUR GET ME A NOTS「“BLINKS 5” -Follow your tracks-」の様子。(Photo by SARU[SARUYA AYUMI])

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これは彼らが3月4日に初のベストアルバム「FOLLOW THE TRACKS -The Best of 10years-」をリリースしたことを記念して開催されたもの。ライブは「地方から来たファンが観光して帰れるように」「ライブ後、ファン同士が飲んだり交流を深められるように」といったバンドの思いを込め、12:30開演の昼公演となった。会場には約250人のファンが駆け付け、バンドは超満員の中で熱演を繰り広げた。

高橋智恵(Vo, G)(Photo by SARU[SARUYA AYUMI])

高橋智恵(Vo, G)(Photo by SARU[SARUYA AYUMI])[拡大]

石坪泰知(Vo, B)(Photo by SARU[SARUYA AYUMI])

石坪泰知(Vo, B)(Photo by SARU[SARUYA AYUMI])[拡大]

阿部貴之(Dr, Dr)(Photo by SARU[SARUYA AYUMI])

阿部貴之(Dr, Dr)(Photo by SARU[SARUYA AYUMI])[拡大]

定刻ちょうどに石坪泰知(Vo, B)、高橋智恵(Vo, G)、阿部貴之(Dr, Vo)の3人がステージに登場。高橋の「ようこそ、SHELTERへ」という言葉を合図に、バンドはベストアルバムの1曲目を飾る「Firm resolution」でライブの口火を切る。石坪と阿部が繰り出す骨太かつ疾走感あふれるビートに乗せ、高橋がつんざくようなギターをかき鳴らし、序盤から場内を一気にヒートアップさせた。続く「Chase after rainbows」では高橋が天井に突き刺すかのようにギターを高く掲げ、「Beginning」では石橋と高橋の怪しげな絶妙なコーラスが会場を包んだ。

5曲を終えると高橋が、ギターの弦が切れてしまったことを報告。「1発目で弦が切れるって……お祝いだね!」と笑顔を見せる。また真面目に今日のライブの意気込みを語る石坪に対し、高橋と阿部が「ボッチ(石坪)朝、何食べたの?」「ボッチはまだ起きてないと思う」と話し掛けるなど、3人は演奏時とは違ったゆるやかなトークで会場を和ませた。

この日のライブは「FOLLOW THE TRACKS -The Best of 10years-」の曲順に、ときおり「Cocoon」「Independence」など収録外曲を挟むというセットリストで進行。ベストアルバムだけあってライブはキラーチューンの応酬となり、ファンはモッシュやクラウドサーフ、シンガロングを繰り返し熱狂していく。中盤には高橋がエレキギターからアコースティックギターに持ち替え、バンドは「Blue」をプレイ。軽やかなサウンドと石坪のファルセットで、熱気に満ちた会場に涼しげな空気を漂わせた。高橋の弾き語りから始まった「Precious」、続く「Blame and braves」では3人はエモーショナルに歌唱。「Blame and braves」の最後には石坪がボーカルを長く残し、切なさを倍増させた。

FOUR GET ME A NOTS「“BLINKS 5” -Follow your tracks-」の様子。(Photo by SARU[SARUYA AYUMI])

FOUR GET ME A NOTS「“BLINKS 5” -Follow your tracks-」の様子。(Photo by SARU[SARUYA AYUMI])[拡大]

終盤のMCでは、バンドが結成11年目を迎えたことについて石坪が言及。「自分たちが好きなことだけをやり続けていたら、仲間ができてお客さんがついてきてくれて。これからもそういう、好きなもので引き寄せ合う間柄でいれたら」と真摯な思いを語った。感動的な雰囲気を引き継ぐように、高橋がメインボーカルを務める「Goodbye」、石坪がメインを取る「Lifework」とミディアムナンバーが連投され、ファンは3人の熱演にじっと聴き入った。「Lifework」の演奏後には高橋が「せっかくだからあまり言わないことを……」と前置きし、同曲の後半に石坪と阿部が絶妙なアンサンブルで歌い上げていくところが好きだと明かすひと幕も。石坪と阿部は照れながらも、うれしそうに笑顔を見せた。

一層熱を帯びた演奏で会場の温度を引き上げ続けた3人は、高橋の「これからの3人の思いをみんなに届けて帰ります」という言葉に続き、ベストアルバムに収録されている新曲「Our chords」を演奏。ひときわ明るい照明に照らされ、3人は達成感に満ちた表情でステージをあとにした。

アンコールでは2008年12月リリースの1stフルアルバム「DOWN TO EARTH」収録の「Keep fine」、同年3月発売のミニアルバム「FORESIGHT」収録の「Bridge」「Changes」という初期曲がドロップされる。高橋は飛び跳ねてフロアを見渡し、石坪は拳を突き上げファンを煽った。3人は最後まで厚みのあるコーラスとアグレッシブな演奏で観客を魅了。最後に石坪が「これからもよろしく! ずっと一緒にいよう!」と言い放ち、バンドは昼間のワンマンライブを締めくくった。

なおFOUR GET ME A NOTSはステージ上で7月にニューアルバムをリリースすることを発表した。詳細は追ってアナウンスされるので、ファンはこちらも楽しみにしておこう。

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FOUR GET ME A NOTS「“BLINKS 5” -Follow your tracks-」
2015年3月29日 下北沢SHELTER セットリスト

01. Firm resolution
02. Chase after rainbows
03. Start all over
04. Dear Black
05. Beginning
06. Crescent moon
07. Heroine
08. Universe
09. Pike your shield
10. Shining
11. Cocoon
12. My guitar my songs
13. Blue
14. Precious
15. Blame and braves
16. Awakening
17. Independence
18. By your hands
19. Left behind
20. Goodbye
21. Lifework
22. Marigold
23. The first thing
24. Our chords
<アンコール>
25. Keep fine
26. Bridge
27. Changes

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佐々木 浩史 @hrssk_

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