スニーカー同好会が初ライブ、観客も大興奮

去る10月29日、レイザーラモンRGら「スニーカー同好会」が東京・新宿ロフトプラスワンで、初のライブ「スニーカー同好会 vol.1」を開催。集まった11人のメンバーたちは3時間半にわたってスニーカー愛を語り尽くした。

スニーカー同好会発足のきっかけは、RGが今年7月に人生で初めてバスケットシューズ「ナイキ エアジョーダン」にハマったこと。スニーカーに傾倒していたデルピエロ石田がそれを知り、「キングオブコント2014」の会場でRGに話しかけたことから意気投合。その後2人がLINEでスニーカートークを繰り広げていたところ、「俺も俺も」とスニーカー好きの芸人たちが参加するようになり、同好会ができあがったという。

まずメンバーたちは自分の名前と履いているスニーカーを紹介。しかしそれぞれが観客とスニーカーのトークで盛り上がってしまうため、メンバー紹介がまったく進まない。「ナイキ エアイージー」を持っている人を見つけてメンバーたちが大騒ぎになったり、紐のカッコいい結び方を巡って観客を巻き込み論争を繰り広げたりと、会場全体のスニーカー熱ばかりがどんどん高まっていく。

自己紹介のあとに行われたのは、定番ゲーム「箱の中身はなんでしょう」のスニーカー編。トップバッターのシソンヌ長谷川は、箱の中に入った観客の「ナイキ エア ハラチ」トリプルブラックを、色まで当ててみせる。続く石田にはジョーダン限定でチャレンジさせようと、メンバーたちが観客のジョーダンを物色していたところ、ある観客が自分の履いていた「ナイキ エアジョーダン 6 レトロ チャンピオンシップ シガー」を提供。メンバーたちは「初めて本物見た！」「何で履いてるんだよ!! 飾れよ！」と羨望の眼差しでツッコんでいた。

メンバーたちが持ち寄ったスニーカーのオークション＆プレゼントのコーナーでは、インパルス堤下が元彼女と買った思い出のスニーカーを500円で落札される憂き目に遭う。ジューシーズ赤羽のスニーカーも2足で102円までしか上がらず、大地が「サイズは合わないけど欲しい」と1000円で買い取ることに。一方大地のスニーカーはどんどん値が上がり、最終的に9900円で落札された。

RGは「とんねるずのスポーツ王は俺だ！」（フジテレビ系）で、流れ星ちゅうえいが履いていたスニーカーを持参。「本当にちゅうえいが好きな人にあげたい」と言うと、1人の女性が元気よく挙手する。ちゅうえいが好きかどうかを試すため「何かちゅうえいのギャグやってみて」とムチャぶりすると、女性は「あったまきた、足は南、どーもコンパスおじさんです！」とやってのけ、見事にちゅうえいのスニーカーをゲット。

ライブに協力したAtomos、東京・高円寺のセレクトショップRUGGEDも、キャップ、ソックス、Tシャツなどさまざまなアイテムを寄贈。スニーカーセレクトショップAtomosの「パトリック・ユーイング」3足は、ニブンノゴ！大川の「きつねジャンケン」や、レイザーラモンHGの「ハードゲイジャンケン」を勝ち抜いた3名にプレゼントされた。

終演予定の3時間を経過しこれで終わりかと思いきや、スペシャルゲストのAFRAが登場。スニーカーにまつわる単語を用い全員で作った歌詞を、AFRAのビートボックスにのせて大地が歌い上げると、会場はこの日一番の熱気に包まれた。RGは「今日はいい言葉がいっぱい出た。全部ラップにのせて残していきたい」と感無量の様子。一方大川はラップに採用してもらえなかった歌詞「堤下高架下」をしつこく連呼していたところ、「堤下高架下」がTwitterのハッシュタグに起用された。

そのほかライブでは、上田歩武、チョコレートプラネット松尾、マテンロウ・アントニーも熱いスニーカートークを繰り広げた。その模様はTwitterのハッシュタグ「#スニーカー同好会」もしくは「#堤下高架下」にて、観客が多数ツイートしている。