東京NSC×ワタナベ×JCAのスクール対抗ネタバトル開催、巨匠も応援

お笑い芸人の養成スクール3校によるネタバトル「ともえせん～東京NSC対ワタナベコメディスクール対スクールJCA」が昨日12月11日、東京・野方区民ホールにて行われた。

東京NSCはよしもとクリエイティブ・エージェンシー、ワタナベコメディスクールはワタナベエンターテインメント、スクールJCAはプロダクション人力舎の養成スクール。このたび初めて開催された3校による対抗戦には、各校から現役生徒が5組ずつ、全15組が出場した。MCを務めたのは、スクールJCAの卒業生でもある巨匠。オープニングで巨匠・岡野は「JCAは黒と灰色の服しか着ない。NSCは青と赤のビビッドな色。ワタナベはうまいこと色を合わせる」と、各校生徒の見わけ方をレクチャーして笑いを誘った。

全5回戦が行われたこの「ともえせん」では、ブッチャーブラザーズ・ぶっちゃあらが審査員を務め、1回戦ごとに勝敗を決定。最終的に合計ポイントで優勝校が決定する。生徒たちは漫才やコント、ピン芸など渾身のネタを披露し、完成度の高いネタが会場に爆笑を起こす場面もあった。ネタ披露後には1組ずつ、巨匠や審査員とトークを展開。彼らにとって貴重な腕試しの場となった。

勝負の結果は、ワタナベコメディスクールと東京NSCの同点優勝。巨匠・岡野は「みんな面白い、でいいんじゃないでしょうか？」と平和的にまとめる。審査員のぶっちゃあは、「完成度が高く、慣れてる感じの人もいた。ブッタマリアが面白かった」と講評し、日本テレビで「ぐるぐるナインティナイン」などの番組を担当する諏訪一三ディレクターは「レベルが高い。高橋ちゃんや新田光平さんはちびっ子に受けそう」と、生徒たちの今後の活躍に期待を寄せた。